日別アーカイブ: 2025年7月22日

第6回ダクト工事雑学講座

皆さんこんにちは!

紀州板金工業、更新担当の中西です。

 

【シリーズ6】ダクトのメンテナンスと定期点検の重要性

~見えない場所こそ、プロの手入れが重要です~

今回は、ダクト設備のメンテナンスと定期点検がなぜ必要なのか、どんな作業が行われるのかについて、詳しく解説します。

ダクトは建物の「呼吸器官」ともいえる重要な設備。空気の通り道であるダクトが健全に機能してこそ、快適で清潔な空間環境が実現します。

しかし、ダクトは天井裏や壁の中など普段目にしない場所にあるため、汚れや劣化が進んでも気づきにくいのが実情です。知らないうちに換気性能の低下や健康被害、空調効率の悪化が起きている可能性もあるのです。


🌬 ダクトメンテナンスを怠ると、どうなる?

ダクトのメンテナンスが不十分だと、以下のような問題が発生します。

  • 空気の流れが滞り、換気・空調の効率が低下

  • 内部に蓄積したホコリやカビが室内に拡散

  • 冷暖房効率の悪化による電気代の増加

  • 金属疲労や湿気による劣化・腐食・空気漏れ

  • モーターやファンに負担がかかり、設備寿命が短縮

  • 異音や振動の原因となり、居住者・利用者に不快感

特に飲食店や工場、病院、老人福祉施設などでは、ダクトの清掃・点検は衛生・安全管理の観点からも極めて重要です。


✅ メンテナンスの具体的ポイント

1. 定期的なダクト清掃

【重要性】
ダクトの内部には、時間とともにホコリ、油分、粉塵、花粉、カビ胞子などが溜まります。これを放置すると、換気性能の低下にとどまらず、健康被害や悪臭の原因にも。

特に注意すべき業種:

  • 飲食店:油分や調理中の煙

  • 病院・施設:感染症リスクのある微粒子

  • 工場:粉塵・金属片などの粒子

【対策】

  • 通常のオフィスや住宅なら1~2年に1回の清掃が目安

  • 飲食店や粉塵の多い環境では半年に1回以上

  • 専門業者によるロボット洗浄・バキューム吸引・高圧洗浄などのクリーニングが効果的

  • 清掃と同時に内部の点検・記録を残すことも推奨されます


2. 接合部・本体の点検と補修

【重要性】
ダクトの劣化や接合部のゆるみ・亀裂は、空気漏れや異音、空調効率の悪化に直結します。

また、一部の劣化が全体のシステムに影響を及ぼすため、小さな異常も見逃さず補修することが大切です。

【対策】

  • 点検箇所:接合部・吊り金具・支持材・フランジ部・遮音材

  • エアリークテストスモークテストで漏れを検知

  • 接合部に新しい気密テープシール材を再施工

  • サビや劣化が進行している場合は、部分交換補強施工


3. 防火ダンパー(FD)の動作確認

【重要性】
火災時に延焼や煙の拡散を防ぐために設けられている「防火ダンパー」ですが、放置すると固着して作動しないケースが多発しています。

ダクト内のFDは、いざという時に確実に機能してこそ命を守る装置です。

【対策】

  • 年に1回以上の動作確認を実施(消防法でも推奨)

  • ダンパーがスムーズに開閉できるか確認

  • グリスアップや清掃・可動部の点検

  • 古い機種は作動試験の記録保管と、交換の検討


4. 換気状況・空気環境の可視化

【重要性】
メンテナンスの有無にかかわらず、実際に空気がどれだけ動いているかを把握することが重要です。
CO₂濃度や温湿度、風量などを測定すれば、ダクトの性能が保たれているか定量的に判断できます。

【対策】

  • 定期的にCO₂モニターや風速計を使用して測定

  • 異常数値が出た場合、早期に点検・対応

  • ビルや店舗では**BEMS(ビルエネルギー管理システム)**の導入も有効


🛠 定期点検と記録管理でリスクを最小限に!

定期的な清掃・点検の実施 + データ記録
この2つを継続することで、突発的なトラブルや大規模修繕のリスクを大きく下げることができます。


📌 まとめ:ダクトは“沈黙の設備”こそ、丁寧な管理を!

ダクト設備は表に見えない分、メンテナンスが後回しにされやすいですが、実は建物全体の快適性や健康、安全、省エネに大きく影響する重要インフラです。

  • 空調や換気性能を長期間にわたって維持

  • 建物の寿命を延ばす

  • エネルギーコストの削減

  • 感染症対策や健康被害の防止

  • 火災時の被害抑制

これらをすべて支えているのが、定期的なメンテナンスと点検です。

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