月別アーカイブ: 2025年11月

第14回ダクト工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社紀州板金工業、更新担当の中西です。

ニオイ・湿気・ウイルス対策🦠

 

 

「うちの換気、このままで大丈夫なのかな?」
と不安に感じるオーナー様・管理者様からのご相談がとても増えました。

  • オフィスでCO₂モニターを置いたら、数値がすぐ上がる😨

  • 飲食店でニオイが店内にこもり、お客様の滞在時間が短く感じる

  • 工場で粉じんや煙が気になり、作業者から不満の声が出始めた

こうしたお悩みの裏側には、
「建物のつくり方は変わったのに、換気設備が昔のまま」 というケースも少なくありません。

今回は、店舗・オフィス・工場など事業者様向けに、
換気リニューアル(改修)のポイントと、現場での成功・失敗事例 を交えながらお話しします💼💨


1. 「換気が足りているか」を見極める3つのサイン👀

まずは、今の換気が足りているかどうかをチェックする簡単なポイントを3つ👇

① CO₂濃度を測ってみる(オフィス・教室・会議室など)

最近は、手頃なCO₂センサーも増えてきました。
目安としては、

  • 1,000ppm以下 … 快適ゾーン😊

  • 1,000〜1,500ppm … 少しボーッとしやすくなる

  • 1,500ppm以上 … 明らかに換気不足の可能性大⚠️

会議室・オープンスペース・スタッフルームなどで測ってみて、
すぐに数値が上がるようなら、「人の数」と「換気量」が合っていないサインです。

② ニオイの“残り方”をチェック(飲食店・美容室・クリニックなど)

  • 営業終了後も、翌朝までニオイが残っている

  • トイレや喫煙スペースのニオイが、廊下や客席まで流れてくる

  • 調理臭・薬品臭などが、いつまでも消えない

これは、排気の位置・量・流れがうまく設計できていないサインかもしれません。

③ 結露・カビ・湿気のたまり(店舗・バックヤード・倉庫など)

  • 窓や壁がよく結露する

  • 壁紙の一部が黒ずんでいる

  • 商品や段ボールにカビがついたことがある

これも、換気・断熱・空調のバランスが崩れている典型的な症状です😢


2. 換気リニューアルで“ありがちな失敗”例💦

残念ながら、換気の改修でこんな失敗もよく耳にします。

❌ 失敗例①:とりあえず換気扇を増やしただけ

相談前に、
「ホームセンターで換気扇を買ってきて、自分たちで増設してみた」というケース。

  • 給気が足りず、ドアが開きづらくなる

  • 逆流している場所が出てきて、かえってニオイが広がる

  • エアコンの効きが極端に悪くなった

など、“全体のバランス”を見ていないことで起こるトラブルが多いです。

❌ 失敗例②:厨房だけ強力な排気 → 客席がスースー

飲食店で、厨房の排気を強めただけの場合、
より強い負圧がかかって、客席側からスキマ風のように外気が流れ込むことがあります。

  • 冬は足元がとにかく寒い🥶

  • 夏はドアの開け閉めが重くなる

  • 出入口を開けっぱなしにしないといけなくなる

など、現場の体感としてストレスが増える結果になってしまうことも。

❌ 失敗例③:フィルターが目詰まりしていて能力が出ていない

実はとても多いのがこれです。

  • 給気側のフィルターが真っ黒

  • 天井裏のフィルターボックスが10年以上ノーメンテ😨

  • 排気ファンの羽に油・ホコリがびっしり

こうなると、
どれだけ高性能な機械でも、本来の能力の半分も出せません…。


3. 成功する換気リニューアルの進め方🛠️✨

ここからは、私たちが実際に行っている “うまくいく進め方” をご紹介します。

✅ STEP1:現場調査&ヒアリング

  • 図面があれば確認(ない場合は現地でスケッチ)

  • 既存の換気経路・機器・運転状況をチェック

  • オーナー様・スタッフの「困りごと」を聞き取り

「昼のランチタイムだけすごく暑い」
「この場所だけいつもムッとする」

といった“感覚的な情報”も、とても大事なヒントになります。

✅ STEP2:数値と体感を両方見る

  • CO₂濃度や温度・湿度の測定

  • 風量の測定(実際どれくらい空気が流れているか)

  • 営業時間中と閉店後の違い

こうしたデータを取りつつ、
スタッフさんや利用者さんの声と照らし合わせることで、
「どこで、どの時間帯に、どんな換気不足が起きているか」 を整理していきます📊

✅ STEP3:改善案のパターン提案

いきなり1案ではなく、

  • 最低限ここだけ改善する案

  • 将来も見据えた標準案

  • CO₂連動や熱交換まで含めた“強化案”

といった形で、複数パターンをご提案することが多いです。

「まずはここだけやって様子を見て、将来的に段階的にレベルアップ」

という進め方も、お店や会社の状況に合わせて選べるようにしています😊


4. 業種別・簡単な換気改善のポイント💡

すこしざっくりですが、業種別の「よくある改善ポイント」をご紹介👇

🍜 飲食店(特に小さめの店舗)

  • 厨房の排気に見合った給気ルートの確保(給気口・給気ファン)

  • 客席側の“死角”になっている空気溜まりの解消(サーキュレーターの位置など)

  • トイレの排気が客席に流れ込まないよう、空気の流れを設計

💇‍♀️ 美容室・サロン

  • 薬剤のニオイがたまりやすいゾーン周りのピンポイント換気

  • エアコンと換気の相性を考えた吹き出し位置の見直し

  • お客様の座る位置に、直接風が当たらないような工夫

🏢 オフィス・学習塾・クリニック

  • CO₂モニターで「換気タイミング可視化」

  • 会議室・個室・カウンセリングルームなど、“こもりやすい部屋”に個別換気

  • 24時間換気の風量アップや、時間帯による運転切り替え

🏭 工場・作業場

  • 有害物質・粉じん・熱源のある場所に局所排気

  • 作業者の頭上付近に、クリーンエアのゾーンをつくる

  • 機械の配置変更にともなう換気レイアウトの見直し


5. 私たちが大切にしていること🤝

換気リニューアルの現場で、私たちが特に心がけているのは次の3つです。

① 「現場で働く人の声」を最優先に

図面上の計算だけでは分からない、“体感の不満”があります。

  • 「ここに立っていると、午後になると頭が重い」

  • 「この席だけ夏は暑くて冬は寒い」

こうした声をきちんと拾って、
「現場の人が本当に楽になる換気」を目指しています✨

② 「やりっぱなし」にしない

工事完了がゴールではなく、スタート📍

  • しばらく使ってみてどうか

  • 想定外の使い方で不具合が出ていないか

  • フィルター清掃・点検のペースは現実的か

など、運用面のフォローも含めて一緒に考えていきます。

③ 専門用語を噛み砕いて説明する

「換気回数」「静圧」「風量」…
専門用語を並べられても、正直ピンと来ませんよね😅

だからこそ、

  • 図やイラスト

  • Before/After の数値と体感

  • 「ここがこう変わる」といった具体例

を使いながら、できるだけ分かりやすくお伝えすることを意識しています📘


6. よくあるご質問Q&A🙋‍♀️🙋‍♂️

Q. 改修中、お店や工場の操業は止めないとダメ?
➡ できる限り、営業時間外や定休日・夜間工事で対応するようにしています。
工場の場合は、ラインの切り替えタイミングなどと合わせて進めるケースも多いです。

Q. 予算が限られているんですが…
➡ 「今いちばん効果の大きいポイントはどこか?」を一緒に探して、
そこから優先的に手を入れていくプランもご提案できます💡

Q. とりあえず相談だけでもいいですか?
➡ もちろん大歓迎です!
「今の状況を一度見て、現状を知りたい」という段階でも、お気軽に声をかけてください😊


7. まとめ:換気リニューアルは「働く人・来る人への投資」✨

  • 換気不足は、ニオイ・不快感・集中力低下・健康リスクなど、目に見えない形でじわじわ影響

  • なんとなくの“場当たり的対策”ではなく、現場調査と計画に基づいたリニューアルが大切

  • CO₂・ニオイ・湿気など、目に見える指標と体感を両方見ることが成功のカギ🔑

  • 換気に投資することは、「働く人・来店する人・地域の安心」への投資でもある

「今の換気、正直ちょっと不安…」
「改装のタイミングで、空気のこともちゃんと見直したい」

そんなときは、ぜひ私たち換気設備のプロにご相談ください📩

“空気が気持ちいい場所は、人も集まり、仕事もはかどる場所。”
そんな空間づくりを、これからもお手伝いしていきたいと思っています💨🌈


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第13回ダクト工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社紀州板金工業、更新担当の中西です。

 

そのモヤッとした空気、大丈夫?

 

エアコンや照明に比べて、どうしても影が薄くなりがちな「換気設備」。
ですが私たちからすると、 “空気の質”を守る主役級の存在 なんです。

  • 朝起きたときに、なんとなく頭が重い…

  • 会議室に人が集まると、だんだん息苦しくなってくる…

  • 店舗でニオイがこもって、お客様の滞在時間が短く感じる…

こうした「なんとなく不快」は、実は “換気不足” が原因のことがとても多いんです。
今日は、そんな「空気」を相手にしている換気設備業の仕事と、
私たちが大切にしている考え方をお話しします✨


1. 換気設備業ってどんな仕事?

一言でいうと、換気設備業は

建物の中と外を、ちょうどいいバランスで“空気の出入り”させる仕組みをつくる仕事
です。

現場はとても幅広く、たとえば

  • 一般住宅の24時間換気システム

  • オフィスやテナントビルの換気・空調設備

  • 飲食店の厨房排気・給気設備

  • 工場の有害ガス・粉じんの排気装置

  • 病院・福祉施設のクリーンルームや陰圧室の換気

などなど、「人がいる場所」「機械が動く場所」には、必ずと言っていいほど換気設備が関わっています。

“空気”は目に見えませんが、
そこで働く人・暮らす人の健康や、機器の寿命、建物の耐久性にまで影響する とても重要な要素なんです


2. なぜ換気がそんなに大事なの?

「窓を開ければいいんでしょ?」
もちろん自然換気がうまくできる建物なら、それもひとつの方法です。
でも、実際の現場ではのような理由で “設備による計画換気” が必要になるケースが多くあります。

  • 窓を開けると、騒音や排気ガス・花粉が入ってくる

  • 防犯上、簡単に窓を開けっぱなしにできない

  • エアコンの効きが悪くなり、冷暖房費が跳ね上がる

  • そもそも窓が小さい・開かない構造になっている

また、換気不足の空間では…

  • 二酸化炭素(CO₂)濃度が上がり、集中力が低下

  • ニオイや湿気がこもり、カビやダニの原因に

  • ウイルスや細菌が滞留しやすくなる

といったリスクも増えていきます⚠️

私たちは、
「必要な量の新鮮な空気を、無駄なく・効率よく入れ替える」
その仕組みを設計・施工・維持するのが仕事です


3. 換気計画ってどうやって決めているの?

「換気扇をつけるだけじゃないの?」と思われがちですが、
実際にはかなり細かい検討をしていきます。

✅ ① 建物の用途・使い方をヒアリング

  • ここで何人くらいが働くのか?

  • お客様がどのくらいの時間滞在するのか?

  • 火を使うのか?薬品は?機械の発熱は?

例えば同じ30㎡の部屋でも、
「会議室」と「美容室」と「工場内の作業室」では、
必要な換気量や、取りたい経路がまったく違うんです

✅ ② 法令・基準に基づいた換気量の計算

建築基準法や各種ガイドラインでは、
「人がいる空間には、1時間あたり〇㎥の外気を入れましょう」といった指標があります。

それをもとにのような計算を行います。

  • 部屋の容積(縦×横×高さ)

  • 1時間に何回、空気を入れ替えたいか(回転数)

  • 必要な換気風量(m³/h)

計算したうえで、ちょうど良い能力の換気扇やファンを選定していきます

✅ ③ 給気・排気の“バランス”を設計

換気で大事なのは、「どこから入れて、どこから出すか」という “空気の流れ” です。

  • ニオイや湿気の多い場所(トイレ・厨房・喫煙室など)は“排気側”へ

  • オフィスや客席・居室には、新鮮な外気を“給気側”から

  • その間に、人のいるゾーンを通り抜けるイメージ

この流れを考えずに換気扇だけ付けると、
「寒いのに足元にだけ風がくる」「一部の場所だけ空気がよどむ」
といった現象が起きてしまいます

私たちは、図面だけでなく、実際の動線・家具の配置・用途をイメージしながら、
“空気の見取り図” を描いていきます✨


4. 省エネと換気は両立できる?

最近特に多いご相談が、

「電気代も気になるけれど、換気もしっかりしたい…」
というテーマです。

換気と空調は、どうしてもエネルギーと関わってきます。
外の空気を取り込めば、その分エアコンは頑張らないといけません。

そこで活躍するのが

  • 熱交換換気システム(外気を取り入れる前に、室内の熱と交換して温度差を少なくする)

  • CO₂センサー連動換気(人が多いときだけ換気量を増やす)

  • 時間帯や用途に応じた換気スケジュール制御

などの “かしこい換気” です✨

私たち換気設備業は、単に「空気を入れ替える」のではなく、

  • 電気代

  • 快適性

  • 健康・安全性

のバランスを見ながら、建物ごとにベストな方法を提案しています。


5. 換気設備業の“現場のリアル”‍♂️

設計の話が続いたので、少し現場の話も。

  • 天井裏の狭い空間に潜ってダクトを通す

  • 真夏の屋上で、換気フードの取り付けやメンテナンス

  • 工場内で稼働を止められないラインの間を縫って配管工事

など、換気設備の現場はなかなかハードです

でも、工事が終わってお引き渡しのときに、
お客様から

「前より空気がサラッとした気がする!」
「ニオイがこもらなくなって、本当に助かります」
「CO₂モニターの数値が、目に見えて変わりました」

といった声をいただくと、
「やってよかったな」と本当に嬉しくなります


6. お客様に知っておいてほしい“ちょっとしたコツ”

換気設備を長く、ちゃんと働かせ続けるために、
ぜひ覚えておいてほしいポイントをいくつかご紹介します

  • フィルターやグリスフィルターは、定期的に掃除・交換

  • 吸い込み口・吹き出し口を家具や荷物でふさがない

  • 「音がうるさい」「風が弱くなった」と感じたら早めに相談

  • 新規オープンや改装時は、内装だけでなく“換気計画”もセットで考える

これだけでも、
空気の質と設備の寿命は大きく変わってきます。


7. まとめ:空気は“見えないインフラ”だからこそ大事

  • 換気設備業は、「人」と「建物」を、空気の面から守る仕事

  • 換気は、健康・快適性・省エネ・安全性のすべてに関わっている

  • 設計段階から用途・人の動き・エネルギーを考えた“空気の流れづくり”がポイント

  • 日々の簡単なメンテナンスと、プロによる定期点検で、安心・快適な空間が長持ち✨

「最近なんとなく、室内の空気が重い気がする…」
「お店やオフィスの換気、ちゃんとできているのか不安…」

そんなときは、ぜひ一度、換気設備のプロに相談してみてください
私たちも、“空気の見える化”を通じて、安心で快適な空間づくりのお手伝い をしていきたいと思っています


株式会社紀州板金工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

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